縄跳びダイエット

外出自粛の期間が続き、自宅で手軽にできるダイエットとして「縄跳び」に注目が集まっています。1日10分程度で効率よく脂肪を燃焼できることから、若い世代を中心にダイエット方法として取り入れる人が急増中です。今回はそんな縄跳びダイエットについてご紹介していきます。


有酸素運動のひとつである縄跳びは、短時間の運動でも効率良く多くのエネルギーを消費できます。具体的にどのようなダイエット効果があるのかを見ていきましょう。

効果① 短時間の運動でも高い脂肪燃焼効果

縄跳びは運動強度が高く、体にかかる負担が大きいエクササイズです。たとえば体重60kgの方が10分間ウォーキングした場合の消費カロリーが48kcalなのに対し、ゆっくりのペースで10分間縄跳びをした場合には2倍近い88kcalを消費すると言われています。つまり縄跳びには、短時間でも効率良く脂肪燃焼できるというメリットがあるのです。

効果② 全身をバランス良く鍛えられる

縄跳びを上手に跳ぶには、「両手を素早く回す」「タイミング良く脚を動かして跳ぶ」「体幹部分を安定させる」などのポイントを意識しなければなりません。全身をバランス良く動かす必要があるため、全身をまんべんなく鍛えることができ、全身の引き締め効果が期待できます。

実際に、全身を使うスポーツであるテニスやフィギュアスケート、ボクシングなどの選手も、試合前のウォーミングアップやトレーニングに縄跳びを取り入れています。鍛えられる箇所が多いほど脂肪燃焼効果も高まるため、ダイエット向きといえるでしょう。

効果③ むくみ解消でスリムな下半身に

下半身のむくみの原因のひとつに、「ふくらはぎの筋力低下」があります。ふくらはぎなどの心臓から遠い部位の筋力が低下すると、血液を全身にうまく循環させることができなくなり、脚に余分な水分や老廃物が溜まったままになってしまいます。これが女性を悩ませるむくみや冷えの原因なのです。

縄跳びによって下半身やふくらはぎを鍛えると、筋肉が血液を送り出す「ポンプ作用」が正常に働くようになり、下半身の水分や老廃物を流すことができます。つらい脚のむくみや冷えを解消でき、引き締め効果にもつながるのです。

効果④ 血流が促進されて代謝が高まる

前述した通り、縄跳びによってふくらはぎを鍛えると、筋肉のポンプ作用が働き血液を全身に循環できます。体の隅々まで血液の中に含まれている栄養や酸素が届くようになり、代謝も活発になります。代謝がアップすると、同じ動きをする場合でも消費カロリーが高まります。

効果⑤ 持久力がつき、運動時間が延びる

有酸素運動である縄跳びを長期間継続して行うと、心肺機能が鍛えられて持久力が高まります。体内に酸素を取り込み、糖質や脂質を燃焼させて長時間動く力(=持久力)が高くなると、長い時間運動をしても疲れにくくなり、運動量を自然と増やすことができるでしょう。ダイエットの一番のポイントは、継続すること。縄跳びで持久力を高めて、運動を習慣化していきましょう。

 

縄跳びトレーニングの基本

・足首のスナップで跳ぶ
慣れないと高く飛ぼうとしてヒザを使いがち。きゅっと引き締まった足首になりたいなら、足首の動きを柔軟に。

・腕は低い位置で保つ
腕を上げると縄と地面の接地面が少なくなりジャンプが高くなってしまうので、腰横で腕をキープしてください。


ジムに通うことなく、騒音にさえ気をつけられれば自宅や自宅周辺で簡単に行えるのも魅力ですよね。
縄跳びのような有酸素運動だけでなく無酸素運動の組み合わせ、食事面の意識でさらにダイエット効果はアップします。

まずは前跳びを10分。カロリーをたっぷり消費して、引き締まった体を手に入れましょう!