ダイエットの味方!ブロッコリー

ブロッコリーがダイエットによい」といわれるのはなぜなのか解説していきます。

ブロッコリー自体が低カロリー 

ダイエット中にまず気になるのはカロリーだと思いますが、ブロッコリーは100g当たり37kcalと、とても低エネルギーです
こんにゃく(100gあたり5~8kcal程度)のような非常に低エネルギーな食品よりは少々高めではありますが、その分ビタミンなどの栄養もたっぷり含まれているという利点があります。

・脂肪燃焼などを助けるビタミンB群が豊富

ブロッコリーに含まれている栄養についても見ていきましょう。まずは、代謝を助けてくれる以下のようなビタミンが含まれています。

ビタミンB1ブドウ糖からのエネルギー産生に必要
ビタミンB2:糖質やたんぱく質・脂質の代謝や、エネルギー産生を助ける
・ビタミンB6:多くのアミノ酸代謝を助ける。脂質の代謝にも関与する

ダイエットの基本は食事と運動だとよくいわれますが、運動時に筋肉を動かすエネルギーを効率よく生み出すためにも、ビタミンB群は必要です。
このようにブロッコリーには、効率的な代謝のサポートをしてくれるビタミンB群が含まれているため、ダイエットに役立つと考えられます。

・筋力アップをサポートするたんぱく質を含む

一般的に、野菜にはたんぱく質があまり含まれていないというイメージがあると思いますが、ブロッコリーは、野菜の中ではたんぱく質を多めに含むという特徴があります。
ブロッコリーを活用して野菜のおかずからも多少たんぱく質を補えるのであればうれしいですよね。
たんぱく質は、筋肉の材料となる大切な栄養素。不足すると筋力の低下を招いてしまうので、毎食しっかりとり入れたいものです。野菜でありながらたんぱく質摂取にも役立てられるブロッコリーは、重宝する存在なのです。

・便秘予防に役立つ食物繊維が豊富

また、ブロッコリーには食物繊維が多く含まれていますが、そのうち8割以上は「不溶性食物繊維」です。
不溶性食物繊維は「水に溶けにくい性質」をもっている食物繊維で、体の中で水分を吸収して便の容積を増やします。そうすると大腸が刺激されて排便を行いやすくなるため、便秘予防に役立ちます。
また、不溶性食物繊維を多く含む食品は「噛み応え」があり、食べようとすると自然によく噛むことになるので、最初に解説したとおり満腹感を得るのにも役立ちます。
水溶性食物繊維には、小腸での栄養素の吸収をおだやかにし、食後血糖値の上昇をおだやかにするなどの作用があります。 

・むくみ予防に役立つカリウムが豊富

ブロッコリーには、むくみ予防に役立つ「カリウム」というミネラルも豊富に含まれています。ダイエット中には避けたい「むくみ」ですが、その原因のひとつに「塩分のとり過ぎ」があります。
カリウムは、余分なナトリウム(塩分)を体の外に排出することで体の中に余計な水分が溜まるのを防止してくれる働きがあります。そのため「普段、味の濃いものをついとり過ぎてしまう」という人は、むくみ予防のために積極的にとり入れるとよいでしょう。
ただし腎臓の機能が低下している人の場合は、カリウムをとり過ぎると体調の悪化を招くことがあるので、過剰摂取にならないよう注意しましょう。こうした人でカリウムのとり過ぎによる体調変化の可能性がある場合は、医師に相談してください。

調理法としては、焼くかレンジ加熱がおすすめ。茹でると水に栄養素が溶け出てしまうため、おすすめできません。


ブロッコリーはビタミンが豊富で、野菜であるにも関わらず、たんぱく質が多くとれるので、筋トレ民にもダイエッターにも人気の食材です。
日々の食事に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。