ナッツの効果

美容や健康に良いということから、ここ数年で話題になっている「ナッツ」。普段から積極的に食べているという方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ナッツの知られざる魅力をご紹介します。ヘルシーな体づくりをサポートしてくれるナッツで、しなやかな美しさを目指しませんか?

ナッツの効能
①肥満などの生活習慣病を予防

まず健康面を挙げると、ナッツは高血圧や生活習慣病などの予防にとても効果的とされています。中でもくるみは、コレステロール値や中性脂肪値を下げるなど、肥満リスクの低下が期待できます。

②良質な油分で美肌効果

ナッツに豊富に含まれるミネラルや良質な油分は、肌の乾燥を防ぐのはもちろん、髪や爪にハリやツヤを与えてくれます。そのほかターンオーバー機能を正常に保つビタミンEやビタミンBもなどの栄養もたっぷりです。

③水溶性食物繊維で胃腸も整う

ナッツの食物繊維には、腸内環境を整え、お通じを改善してくれる働きがあります。さらにこの食物繊維は水に溶けない不水溶性のため、お腹の中で膨らみ、少量で満腹感を得られる効果も期待できます。


食べ方には要注意!

・食べ過ぎは肥満のもとに
健康に良いナッツですが、たくさん食べればいいというものではありません。ナッツは脂質が多いため少量でもカロリーが高く、食べすぎるとカロリーオーバーで肥満の原因になってしまいます。ナッツを食べるときは、1日25g程度、アーモンドだけなら1日25粒ほどを目安に摂取しましょう。

・素焼きで無塩のものを選ぶ
おつまみ用のナッツには、食塩が加えてあったり、油で揚げているものもあります。味がついていると、量を食べてしまうことにもつながるので、無塩で素焼きのナッツを選びましょう。

・便秘が悪化することも
食物繊維が豊富で便秘解消の効果もあるナッツですが、便秘の種類によっては悪化することもあります。特に腸のぜん動運動は正常なのに便意を我慢したりすることで便秘になっているタイプでは、さらに便がつまってしまうことにつながります。ナッツを摂取して便秘が悪化する場合は、摂取をやめるようにしましょう。

・酸化していない新鮮なものを
ナッツに含まれている不飽和脂肪酸は酸化しやすいため、古くなったものは逆効果です。封を開けたものは早めに食べる、密閉容器に入れて冷蔵庫など高温多湿を避けて保存するようにしましょう。


脂質が多いため太ったりコレステロール値が上がったりと体に悪い影響があるのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ナッツに含まれる脂質の多くは体に良い影響をもたらす種類のものです。
適量であれば体に悪い影響が及ぶ心配は少ないと考えられますね。
そのほかにも、ナッツの多くはたんぱく質や食物繊維、ミネラルやビタミンなど体に良いはたらきを持つ栄養素を豊富に含んでいます。
ナッツにはさまざまなものがあるので、栄養価や味を比較してお好みのものを楽しんでください。